よくあるご質問

エリアマーケティング

エリアマーケティングとは?

地域(エリア)の特性を理解し、適切な出店戦略や販売戦略を行うことです。
簡単に言ってしまえば、どこにお客様(ターゲット)がいるのか見つけ出し、そのエリアに対して出店したり、チラシを配布したりすることです。

GISとは?

Geographic Information Systemの略称で、地理情報システムのことを指します。
位置データや空間データ等を分析し地図上に表現するシステムです。
インターネットの地図サービス、カーナビなど身近なところでもよく使われているシステムです。
その他、電気・ガス・水道などのインフラ管理や都市計画などにも活用されています。

エリアマーケティングGISとは?

GISの中でもエリアマーケティングや商圏分析に特化したシステムです。
商圏を分析するための機能が豊富なことが特徴です。
出店候補地の分析や既存店・競合店の分析、チラシ配布エリアの最適化、顧客データを地図に取り込んで顧客データ分析などを簡単に行うことができます。

ポリゴンとは?

多角形のこと。三次元のコンピューターグラフィックスで、立体形状を表現するために使われます。
GIS(geographic information system)では、国勢調査などの統計データや顧客データをGISにマッピングする際、データを集計する単位(いわゆるデータの“器”)となります単位の種類として大きく分けると、行政界区画(●●町2丁目の範囲等)とメッシュ区画があります。

行政界とは?

行政機関の権限の及ぶ範囲として定められた区画。
基本的な構成としては、まず都道府県の下に、市区町村が置かれます。
そして、その市区町村の下に、さらに大字、町丁目などに細分化されていきます。

メッシュとは?

地域を正方形に区切った区画(メッシュ)単位に、整備したデータのこと。
統計に利用するために、緯度・経度に基づいて地域をほぼ同じ大きさの網の目(メッシュ)に分けたものです。

500mメッシュとは?

町丁目の面積が大きい地域において、人口密度を把握するために500mメッシュデータが有効となる。
地域を500m四方に区切った区画(メッシュ)単位に、整備したデータのことです。

ランドマークとは?

直訳すると「陸上の目印となるもの」を意味します。
一般的には、目標物や施設を指す場合が多く、TerraMapではGlobetech社が調査、収集した約50カテゴリー、約160万のポイントを保有しています。

商圏とは?

店舗や商業施設が影響を及ぼす地理的な範囲のことを言います。
店舗からどこまでの範囲で集客できるかと考えることもできます。
一般に大きな店舗ほど商圏が大きく、小さな店舗ほど商圏は小さくなります。
人口の多い都市部においては、小型のスーパーマーケットでは徒歩や自転車で来店できる範囲、コンビニエンスストアでは数100メートルと言われています。
郊外や地方では商圏が大きくなる傾向があります。
TerraMap Thailandでは、商圏のことをTarget Areaと呼んでいます。

商圏分析とは?

商圏内の人口や世帯、家族形態などのデータを元に商圏の特性を分析することです。
分析した結果は出店戦略や販売戦略に活用されます。

エリアマーケティングGISでは何ができますか?

例えば、自店を中心とした半径1km円の商圏内の人口や世帯数などを地図上に表示・分析することが可能です。
20代女性の多いエリア、ファミリー世帯の多いエリアなどを抜き出すこともできます。
円を使った分析の他に、幹線道路や河川を考慮した自由な形の商圏や自動車で10分以内で到達できる商圏、道路や路線に沿った商圏などでも分析できます。
顧客データを取り込んで顧客分布を確認したり、グラフを表示させたりすることもできます。

エリアマーケティングGISはどんな用途に使えますか?

「店舗開発」
出店候補地の商圏ボリュームの把握、競合店の分析、ドミナント戦略の検証などを行うことができます。

「販売促進」
主にチラシ配布エリアの最適化に用いられます。ターゲットになる年齢層や家族形態などが多いエリアを見つけ出してチラシの反応率を高めます。
チラシ配布後のレスポンス分析にも活用し、PDCAサイクルを確立させるのに役立ちます。

「顧客データ分析」
会員データやPOSシステム等のデータを取り込んで、顧客分布やエリアのシェア率を分析することもできます。
取り込んだ顧客データは顧客分布だけではなく、個宅訪問やルート営業にも活用できます。

「その他」
広告代理店様や印刷会社様などでは新規顧客獲得のための提案ツールとしても活用されています。

市場占有率とは?

特定期間内での、ある業界の総売り上げに対する特定の会社の製品の売り上げに占める割合。
マーケットシェア、シェアと呼ばれる。
特定地域において、どれだけ市場を獲得できているかを表す値。
顧客浸透率、市場浸透率ともいわれ、同義語となります。
市場占有率はシェアともいわれ下記の式で算出できます。
市場占有率=製品数または顧客数÷ターゲット数×100

ターゲット数(母数)は提供するサービス・モノにより、人口・世帯数・20代前半男性など、その都度変わります。
POSデータにより製品データ・顧客データを地図に取り込み、地域ごとに市場占有率を算出することができます。
その値で地図に色を塗ることで、市場浸透率が高い地域、低い地域を見ることができます。

カニバリゼーションとは?

同一企業が、顧客を取り合って売上や利益を奪い合うこと。
共食いという意味です。
同じ商圏内や隣接立地に、同一企業が経営する類似の業態店舗、または同ブランドの店舗が出店することで、売上や顧客を奪い合うような場合を指します。
新業態開発の過程や企業のM&Aがあった場合には起こりやすい傾向にあります。

スクラップアンドビルドとは?

採算や効率の悪い部門、または老朽化した設備などを整理・廃棄し、新たな部門、設備を設けること。
多店舗展開(チェーン展開)する店舗において、赤字店、不振店を閉鎖し、売上が見込める地域に新しく店舗を出店することを指します。

買い回り品とは?

消費者が価格や品質、デザインなどを検討したうえで購入する商品のこと。
具体例としては、洋服やパソコン、家電製品などです。

最寄り品とは?

近くの小売店などで頻繁に購入するような商品のこと。
具体例としては日用品を中心に、ティッシュペーパー、新聞、タバコ、飲料水などです。

出店分析とは?

店舗を出すにあたり、候補地周辺の地域特性を調査すること。
立地調査、候補物件調査、候補地分析、候補地調査、候補物件分析とも呼ばれ、同義語となります。
店舗を出店する際には、いくつかの候補物件からもっとも売上げが見込まれる物件を選ぶ必要があります。
その売上を予測する際、候補物件の商圏を的確に把握した上で、将来の顧客数・売上げを予測する必要があります。

実勢商圏とは?

実際に顧客がいる地域。
ポイントカードやPOSシステム、会員リスト等を地図に取り込むことで、実際に顧客がいる地域を見ることができます。

ドミナント戦略とは?

知名度向上や配送効率化のための商業戦略の1つ。
飲食、小売り等のチェーン店が、特定の地域に集中して店舗を出店し、知名度を上げたり配送を効率化したりすることで、競合他社よりも優位になることをねらう商業戦略。

昼間人口とは?

昼間人口とは、国勢調査の人口総数(その地域に住んでいる人口)より他の地域へ通勤・通学する人口(流出人口)を除き、他の地域から当該地域へ通勤・通学してくる人口(流入人口)を加えた人口のことをいいます。
繁華街やビジネス街での分析では、特に重要なデータです。

年収データとは?

高年収の世帯は、商圏において重要なターゲットとなります。
不動産やクルマなどの高額市場だけではなく、小売り・飲食・サービス・スクール等、さまざまなマーケットで活躍しているデータです。

タイのデータ

■タイの国勢調査について
タイの国勢調査は10年に一度実施され、最後に実施されたのは2010年です。
回答率は99%です。
国籍を問わない全ての人が調査対象です。
外国籍の人は調査期日に3か月以上タイに滞在している場合、調査の対象になります。

タイのタイ人人口は?

2010年国勢調査データ:約6,300万人
2019年タビアンバーンデータ:約約6,655万人

バンコクのタイ人人口は?

2010年国勢調査データ:約760万人
2019年タビアンバーンデータ:約566万人

タイに住む外国人人口は?

2010年国勢調査データ:約260万人 うちCLMは約180万人

※CLM(出稼ぎ外国人):カンボジア、ラオス、ミャンマー

バンコクに住む外国人人口は?

2010年国勢調査データ:約70万人 うちCLMは約34万人

※CLM(出稼ぎ外国人):カンボジア、ラオス、ミャンマー

出稼ぎ外国人はどのエリアに多く住んでいる?

1位:BANGKOK
2位:SAMUT SAKHON
3位:SAMUT PRAKAN

※CLM国籍を出稼ぎ外国人としています。2010年国勢調査より。

タイの行政区分は?

タイの行政界は、県(Changwat)、郡(Amphoe)、集落末端行政区(Tambol)、村(Muban)の順に設置されています。
バンコク特別行政区は、区(Khet)、末端行政区(Khwaeng)です。
TerraMapでは、Province(Changwat)、District(Amphoe, Khet)、Sub District(Tambol , Khwaeng)で表記しています。
Sub Districtは日本の大字レベルの区分です。
分析する場合に面積が大きい場合は、500mメッシュの使用も検討してください。